【家計改善5ステップ】住宅購入前に必ず見直すべき支出と資金計画の立て方

【家計・資金計画の立て方】

住宅購入は多くの人にとって人生最大の買い物です。金額が大きいだけでなく、ローンを何十年も払い続ける生活の土台にもなります。だからこそ、家を買う前に家計を見直しておくことは極めて重要です。

家計の状況をきちんと把握せずに住宅ローンを組んでしまうと、後から「思ったより支出が多い」「返済がきつい」と感じることになりかねません。特にこれから子どもが生まれる、転職を考えているといったライフイベントがある方は要注意です。


STEP1 家計簿をつけて現状を正確に把握する

まずは現状の収入と支出を明確にすることがスタートです。家計簿をつけて、どこにどれだけお金を使っているのかを洗い出しましょう。

最近ではスマホアプリで簡単に記録できるものもあり、手間をかけずに家計を可視化できます。

支出項目の中でも、特に以下は要チェックです:

  • 食費

  • 通信費(スマホ・ネット)

  • サブスクや保険などの固定費

  • レジャー・外食などの変動費

現実を知ることが、見直しの第一歩です。「そんなに使ってたの!?」という発見があるかもしれません。


STEP2 固定費を見直して削減できる支出を洗い出す

次にやるべきは、支出の中でも「毎月自動的に出ていくお金」=固定費の見直しです。

たとえば:

  • 不要なサブスクの解約

  • 保険の内容を見直す(過剰な保障はないか?)

  • 格安SIMや電力会社の変更

これらは一度見直せば継続的な節約効果が得られます。住宅ローンを組む前に月1〜2万円削減できれば、その分返済にも余裕が出ます。

「毎月の固定費を見直した後、どれくらいの住宅ローンが組めるんだろう?」

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STEP3 将来のライフイベントを想定して支出を計画する

今の家計だけでなく、将来の支出にも目を向けることが大切です。これを怠ると、後から住宅ローンの返済と重なって苦しくなるケースも。

たとえば:

  • 子どもの進学・学費

  • 車の買い替え

  • 親の介護や自分たちの老後

これらのイベントは予想外に大きな出費になることもあるため、**「この先10年間の支出予測」**をざっくりでも立てておくと安心です。


STEP4 毎月の住宅ローン返済額から逆算して予算を決める

家を買う金額を収入からではなく、「無理なく払える返済額」から逆算することが重要です。

よくある失敗は「年収〇〇万円だから△△万円の家が買えるだろう」と考えること。でも実際には、生活費や教育費などの負担を考えると、**想定よりも低い金額が“安心して払える上限”**であることが多いです。

毎月のローン返済額が家賃と同じ、またはそれ以下であれば心理的にも安定しやすいと言われています。

「無理のない返済額って、どうやって計算すればいい?」

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STEP5 無理のない資金計画を立てるために相談・シミュレーションを活用する

すべてを自己判断で進めるのは難しいもの。そこで活用したいのが、ファイナンシャルプランナーや住宅ローン相談窓口の無料相談、ネット上のシミュレーションツールです。

また、銀行の事前審査や返済シミュレーターを使って、「借りられる金額」ではなく「返せる金額」を可視化することも重要。

私自身も購入前に複数の銀行でシミュレーションを行い、可能な限り低い金額に設定しました。住宅ローンの返済はこれから始まりますが、毎月の支払いに無理がない金額に抑えたことで、将来的な負担感を少しでも軽減できるのではと感じています。


まとめ 家計の見直しは安心のマイホーム購入への第一歩

家計の見直しは「お金を削るため」ではなく、安心してマイホームを購入し、そこでの生活を楽しむための準備です。

  • 家計簿をつける

  • 固定費を減らす

  • 将来の支出を見据える

  • 住宅ローンは返済額から逆算する

  • プロやツールの力も借りて最適な計画を立てる

これら5ステップを実行することで、家計の健全度が格段に上がります。結果として住宅ローン審査にも有利に働き、長く続く返済生活を無理なく乗り切る力となるでしょう。

この記事が、これから家を買う方の家計見直しに少しでも役立てば幸いです。

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